Leica ULTRA 高精度ユーティリティロケーター
高精度に位置を特定する機能で、より早く信頼性の高い結果を提供
Leica ULTRAは、高精度に埋設管、埋設ケーブルの位置を特定するケーブルロケーターです。ガス管、水道管、電力ケーブルなどの埋設インフラの位置と深さを簡単に探査することができます。
ケーブルロケーターは、埋設ケーブルや埋設管から発する磁界を検知して、埋設ケーブルや埋設管の位置と深さを探査する機器です。電源ケーブルといった埋没管は磁界を発しているものが多く、その他の磁界を発していない埋設管には、トランスミッタを使用し電磁誘導や直接電流を流すことで強制的に埋設管やケーブルに磁界を作り探査を行います。Leica ULTRA は、磁界を検知して配管位置をディスプレイ上に矢印でガイドし、矢印の方向に進んで簡単に埋設管、埋設ケーブルの位置と深さを探査できます。
独自で柔軟な操作モードとスマートな信号処理機能を統合したLeica ULTRA システムは埋設物を正確に探知し、地下インフラ設備の調査と掘削工事を安全に行うことができます。
埋設ユーティリティ探査に特化した最適化
- コンパス機能で配管の方向をガイド
ロケーターで磁界を検知すると、ターゲットの埋設管・埋設ケーブルの方向をディスプレイ上の矢印で示します。埋設物の上にくると、ディスプレイ上の矢印がライン上でひし形に変わり深さも表示されます。そして、配管の敷設方向に矢印が示すため、ルートの追跡が簡単に素早く行えます。 - ダイレクションイネーブルでターゲット埋設管の特定
トランスミッタからの特別な方向性を持つ信号を適用することで、複数の配管があってもターゲットの埋設管パスに沿って矢印でガイドします。 - 探査環境に合わせて選択できる周波数
100種類以上のプリセットされた周波数から選択することができるほか、特殊なアプリケーションのために独自の周波数をカスタマイズすることもできます。 - デュアル出力接続
Leica ULTRA システムの独自の機能によりトランスミッタの出力を同時に2つのユーティリティに接続して、リモートで専用の割り当て周波数を切り替えることができるため、複数のサービスを探査する際の時間を短縮することができます。 - 12Wのトランスミッター出力
トップクラスの12Wのトランスミッター出力(アドバンス・モデル)により、大口径の配管の探査や探査距離を長くすることが可能になります。 - 探査環境に最適な周波数を表示
Leica ULTRA システムには周囲干渉測定(AIM)機能を備えており、周囲の周波数を測定して探査に最適な周波数と適さない周波数を判別して表示します。 - 障害物などでターゲットの位置にアクセスできない場合
障害物などによりターゲットの地下インフラの上にアクセスできない場合でも、オフセット機能により探知している場所からのターゲットの推定水平距離と深度を得ることができます。 - トランスミッタとレシーバーの通信
レシーバーとトランスミッタをBluetooth®で接続し、レシーバーからトランスミッタの出力周波数の変更といった設定変更を探査位置から行うことができるため、効率的な探査が可能です。 - GNSS&GISの統合
データロギング機能で、外部のGPS座標を記録し、KMLまたはCSV形式でデータファイルをダウンロードすることができます。GISシステムやGoogleマップにアップロードすることで、いつ、どこで、どのように作業が行われたかを確認することも可能です。