鉄道設備のデータ取得を速く安全に
建設を中断させることなく数週間で完全な鉄道設備データを取得
プロジェクト:ゴッタルドベーストンネルのインフラのデータをすべて取得し、出来形測量記録を作成
顧客:Grunder Ingenieure AG
製品:Leica Pegasus:Two
目的:Grunder Ingenieure AG は、進行中の建設作業を停止させることなく、ゴッタルドベーストンネルの完全な設備データと施工測量レポートの納品の委託を受けました。
Grunder Ingenieure AG はゴッタルドベーストンネルの完全な設備データと施工測量レポートの納品の委託を受けました。Leica Pegasus:Two を使用し、進行中の建設作業を停止させることなく、わずか数週間で全プロジェクトを効率的に計測し、すべての関係者に利益をもたらしました。彼らは新しく建設するオープントラックのデータを安全且つ効率的に取得する Leica Pegasus:Two を採用し、作業者は高精度のデータを得ることができました。
2016年6月、ニュー・レール・リンク・スルー・アルプス (NRLA) の一部としてゴッダルドベーストンネルが公式に開通した時、98億スイス・フランの総工費と20年超の計画建設期間によるこの建造物は、世界最長かつ最も深い交通トンネルとなりました。長さ57km、2,300mにわたり岩重荷がかかりるこのトンネルは、スイス・アルプスを横断する輸送能力を高め、南北ヨーロッパ間の移動時間を1時間短縮します。勾配を最小に抑え、カーブを緩くしており、また、より水平で、海抜 550mとより低いルートになりました。全トンネルの長さはおよそ 152km、さらに新しく敷かれた屋外道路は 50km です。
Grunder Ingenieure AG は、線路測量を専門とするスイスの大手建設会社であり、長年にわたるライカジオシステムズのユーザーで、Alptransit Gotthard AGの下請けとして、このプロジェクトが歴史に残る困難な業務の一つになると考えていました。線路が開通する前のテスト通行のための主な業務の1つは、現況測量の記録用にトンネルインフラのすべてのデータを取得することでした。
「多数の人がこのプロジェクト全体に関わっていて、スイス連邦鉄道のインフラデータベースのため、このインフラ全体のデータを収集し登録することが私たちの業務でした。「現在、これらのユーザーの全てがこの情報にアクセスすることができるようになりました」と Grunder 社のイメージング、レーザースキャニング、モバイル・マッピング部門のディレクターの Gilbert Roulier は言います。「建設中のトンネルや屋外トラックに立ち入ることも、作業者と測量機器にとって大きな課題となりました。」
同社は Leica Pegasus:Two を使用して新しく建設されたオープントラックのすべてのインフラデータを安全かつ効率的に取得しました。Grunder 社はライカジオシステムズのトータルステーションを併用することで、線路、信号、ポスト、電線およびその他の装置や構造要素すべての3次元画像と点群データを提供することができました。