コーディングから杭打ちまで - 9つの新しい方法で、Leica Captivate v3.0 が効率を向上

ワークフローを改善する Leica Captivate v3.0

Leica Captivate

「時は金なり」は、測量および建築の世界でも同じです。Leica Captivate v3.0 は、9つの分野で業務プロセスを促進し、より効率化します。

1) コントロールポイントデータをより効率的に処理

Leica Captivate v3.0 に関する過去の記事では、多くの変更点について解説しているので、詳細については記事をご覧ください。Leica Captivate v3.0 なら、コントロールポイントおよび設計データを含む、複数のジョブをリンクさせ、一つのジョブにまとめることができます。この方法により、作業中のジョブのすべての設定、杭打ち、データのアライメントが、画面パネルのホームでジョブを選択した際に自動的に有効化されます。さらに、平行して複数のジョブのコントロールポイント・データを使用し、ホーム画面から非表示にすることで、画面を見やすく整理し、その時に必要なものだけを表示させることができます。

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コントロールポイントと設計ジョブを作業中のジョブにリンクさせることができます。

 

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新しいジョブ管理画面でジョブの
の表示/非表示を設定できます。

2) より迅速な測量コーディングおよび測量ラインワーク作業

測量アプリのコーディングとラインワークの機能は最も頻繁に使用されるものの1つです。そこで当社は、これをさらに高速化するためにいくつかの変更を加えました。

まず初めに、Load Code Template画面にアクセスするホットキーを追加しました。これにより、断面図を切り替える際に、コードの順番を容易に変更できるようになります。

さらに、ボタン一つで、ラインワーク・コードおよび非ラインワーク・コードの間で強調されたコード・ボックスを切り替える、5 つの新しいホットキーを追加しました。さらに、新たな測量ラインを迅速に始めることができます。例えば、樹木を測定し、次に、樹木の測量ラインを始めたい場合、新しいホットキーUser-Begin lineを押すと、樹木の測量ラインを始めることができます。

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新たなホットキーでラインワークと非ラインワークの間のコーディングを切り替え

3つ目の変更は小さな改善ですが、属性値を使用する際に大きな違いをもたらします。属性値が選択された際に、「入力」ボタンを押すと選択リストが閉じますが、次のフィールドに焦点は移動しません。この機能は新バージョンで利用することができ、属性値の入力がはるかに円滑になります。

最後に重要な点として、電線、配管、あるいは同様の対象物の測量に有用となる多重コーディング機能に変更が加わり、この機能を常時オンにできるようになりました。これにより、同じ座標で異なるコードを持つ複数の点の事後測定が可能になります。例えば、いくつかの電線あるいは配管が連結されており、同時に測量が必要となる場合、常時多重コーディングが活用されます。

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連結した配管の測量


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多重コーディング機能で連結された配管を測量

これに加えて、多重コーディングが常時オンの時に、コードボックスを再び並び替えることで、ポイントストレージを大幅に高速化しました。

3) 杭打ちの報告書を容易に作成

測量士は、杭打ちした点に関する報告書を迅速に容易に提供する必要があるかもしれません。この情報は、同一ジョブでも、異なる様々な形式で保存され、必要となることがあります。ジョブは複数の種類のデータ(測量、コントロール、杭打ち)を含むことがありますが、このような報告書で必要とされるものは、杭打ちのデータだけです。

Leica Captivate v3.0 は、杭打ちポイント・アプリ内からユーザーが設定したカットシート・データのエクスポート機能を新たにサポートしています。必要とするデータは、オフィス用ソフトで、またはファイルを編集する必要がなく、直接現場から必要なコンテンツと形式で提供できます。

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カットシートのコンテンツを定義し、後で使用するために保存できます。


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カットシートのコンテンツはMicrosoft Excelで表示

4) 機能により素早くアクセス

どのようなソフトウェアでもボタンを押す際に時間を要します。したがって、押すボタンの数がより少なければ時間を短縮できます。そこで頻繁に使う機能へにより速くアクセスするための新たなホットキーを追加しました。

新たなホットキーの機能:

  • GSセンサーで杭打ちを行う際に最も近い点を選択。従来ツール・メニューからアクセスしていたこの機能に、より素早くアクセスするためにホットキーを追加しました。
  • ライトとアクセサリー設定機能にアクセスし、アプリで作業中にレーザポインターのオン・オフの手軽な切り替えができるようになりました。
  • IDテンプレート画面にアクセスし、容易にポイント番号の付与方法を変更できます(例えば測定したすべての新たな断面図など)

5) 機器のより容易なコンフィグ設定

機器のコンフィグ設定に2つの変更を加えました。

最初の変更は、Transfer User Objects (ユーザー・オブジェクトの転送)ツールで、特定の機器から別の機器に設定データを転送する際に、ジョブを除外できるようになった点です。今までは、ジョブは常に含められていたため、新しいツール上では削除する必要がありました。現在は、ジョブを後で削除する必要なく、設定データだけを容易に新しい機器に転送できるようになりました。

第二の変更点は全システムにわたる一般的なものです。パスワードをどこでも入力することができるようになり、チェックボックスで指定することで、パスワードをテキストで表示することが可能になりました。これは、複雑なパスワードの入力ミスを減らし、例えば、SmartNet ログインなどがより容易になります。

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パスワードをテキストとして表示

6) より多くの測点情報

Leica Captivate では、測定点のオフセットと、杭打ち点の複数の高さをアプリから入力できます。しかしながら、一旦、点のデータが保存されると、値を変更することができませんでした。Leica Captivateの新バージョンでは、各点のオフセットおよび高さ情報がデータ管理画面に表示され、オフィスに戻る前に、必要に応じて後から編集、更新できるようになりました。

杭打ち点については、杭打ちアプリに表示される杭打ちした結果も、各点ごとにデータ管理画面に表示され、後で再度使用が可能です。これは例えば、建築現場で杭が倒れ、設置をやり直し、再度ラベル付けが必要となった場合などに役立ちます。

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杭打ちした結果を「ポイント編集」画面に表示

7) 設定時間の短縮

二つの変更により設定にかかる時間が短縮されました。一番目の変更は、測量を行うために必要とされるトータルステーションの設定の数を減らし、二番目は、 Orientate to line (任意座標系) の設定方法を短縮しました。

測量作業を始める時に測量士は、測量範囲を評価し、次にトータルステーションを設定する最適な場所を決定します-通常ここでは、設定の回数を最小限に抑えることが望ましいことです。作業中に測量士は追加の測定点が必要となった場合、追加する点の数がわずかであっても、追加の設定作業が必要となります。追加の設定時間を短縮するために、 Measure Hidden Point (隠れた測点) 機能が CS20 Tsモード で利用できるようになりました。CS20 に内臓された Distoを使用して、トータルステーションでは非表示の点までの距離を計測し、次に、これらの点の座標を計算できるようになりました。これは、追加の設定作業を減らし、測量作業の所要時間を著しく短縮することにつながります。

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TSモードの新しい隠れた測点アプリ内

機器の設定時間を短縮するために、 Orientate to line(任意座標系) 設定方法を機能拡張しました。点の座標を入力する必要なく、既知点を選択し、方位を向けるラインを定義することができます。さらに、方位を向けるラインは、北向きまたは東向きの軸に固定されず、どんな方位角も定義することができます。これによって、 Orientate to line(任意座標系) 設定方法がより柔軟になり、より多くの設定ニーズを満たせるようになります。

8) 道路向けアプリをさらに強化

道路のアライメントに杭打ちをする際に、設計図にアライメントに属さない単独の杭打ち点がある場合があります。例えば、設計図面に追加距離とオフセットで測定した位置に消火栓があった場合、道路で作業中にアプリを終了させずにその点に杭打ちできることは有用です。したがって、道路アプリ内のCOGOツールを機能拡張し、追加距離およびオフセット情報で点を作成できる新方式を導入しました。

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3つの新方式が COGO Roadツールで利用可能


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等しい追加距離、距離と高さオフセットのアライメントに沿って
作成された新しい測点

これらの点の座標を計算するときもアプリを終了させることなく、Leica Captivate に入力し使用することができます。

さらに、Leica Captivate v3.0 では、アライメントを選択する場合、メタデータとしてアライメントの長さが表示されます。例えばクライアントが特定箇所の合計メートル数を知りたい場合、アライメント距離の情報に容易にアクセスできる機能が役立ちます。

9) CADデータの処理スピードの改善

Leica Captivate で非常に大きなCADファイルを表示する場合、パフォーマンスに影響が及ぶ場合がありました。Leica Captivate v3.0 では、3Dビューアが大きなCADファイルを円滑に処理できるよう、CADデータ表示パフォーマンスが大幅に改善されました。

Leica Captivate 作業プロセスの「9つの改善点」は以上です。最後の改善点は、3次元の地形を DTMで表示できるオプション機能です。これは効率向上ではなく、可視性向上の目的で改善された点です。下記のスクリーンショットをご覧ください。

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DTM を 3次元の地形として表示

新バージョンはどうすれば入手できますか?

新しいLeica Captivate v3.0 フィールド・ソフトウェアは、2017年12月1日以降にLeica myWorld で公開されており、ダウンロードできます。インストールには、少なくとも2017年12月1日まで有効なカスタマーケアパッケージ(CCP)ライセンスが必要です。ご質問あるいはご希望がございましたら、 もより地域の当社の担当者に お問い合わせいください。

Elke Hacker

Elke Hacker
Senior Product Manager Field Software
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