Leica XPro - 後処理ソフトウェア
飛行時間と同程度の処理時間を実現
デジタルフレームカメラは、従来のアナログフレームカメラとほとんど同じ手法で画像が生成されると考えられています。つまり、アナログフレームカメラからデジタルフレームカメラへのワークフローの移行は簡単でスムーズと思われ、一方、ラインセンサーに対応する場合には多くの習得時間が必要と考えられてきました。しかし、フレームセンサーとラインセンサー両方のワークフローを経験されたユーザーの最近のレポートから、この考えが間違っていることが明らかになりました。
ラージフォーマット・フレームセンサーは、その構造から複数のセンサーヘッドを使用します。最終的に使用する画像を生成するために、 システムパラメーターの補正、複数画像の繋ぎ合わせなど、バーチャルフレーム作成のための付加的な処理が必要となります。
これに対し、Leica XPro が提供するワークフローは従来のアナログフレームセンサーの処理に近く、分かりやすく簡単です。そして最も重要なことですが、最高の成果を提供します。
主な特長:
1.データクオリティの管理
- クオリティコントロール・ツールが処理の早い段階で取得データ内容をチェック
- データのダウンロードからオルソ画像生成まで一様なワークフロー
2.高精度
- NovAtel SPAN がダイレクトジオリファレンス処理を行い、空三処理の精度が向上
- 空三処理はブラックボックス化
- 飛行時間と同程度の処理時間を実現
- ステレオ画像、高解像度オルソを高速で提供
- 生成された画像はさまざまなデジタル・フォトグラメトリ・ソフトウェアに対応
高品質のマッチング
Leica XPro DSM ピクセルマッチング・モジュールは、ADS 取得画像から高密度のサーフェスモデルを提供します。
Leica XPro DSM 点群は:
- ピクセルレベルの高い精度
- 空三イメージ標定に 100% フィット
- 信頼性の高いマッチングクオリティで生成
- カラー(RGB および FCIR)
- 植生分類を含む
- 分散処理をサポートするスケーラブルなマッチング環境から生成
金鉱モニタリングでも活用
Leica XPro DSM はオルソ生成、シティモデリング、または鉱業のようなアプリケーション特有の画像処理に有効なツールです。XPro DSM は、オーストラリア最大の露天金鉱 Kalgoorlie Super Pit のモニタリングで活用されています。