Leica Cyclone FIELD 360のLivelink: 接続されたスキャンワークフローのためのクラウド対応コラボレーション

エキスパートのインサイト

Cyclone FIELD 360 ScanStation Pシリーズヘッダ画像 2480x750

ほとんどの3Dレーザースキャンプロジェクトで、ワークフローには、過去何年にもわたり、劇的な変化は起きていませんでした。現場でデータをキャプチャし、オフィスに戻って、キャプチャ内容を物理的にインポートしてから最終登記作業を行い、処理のために共有が行われていました。前のステップが完了するまでは、次の作業は開始できません。

ワークフローには、替えられない連続した順序があり、これにはコストが伴っていました。

各々のパイプラインは直線的であり、したがって、タイムラインも延期されることがあります。 たとえチームが本来より速い納品の能力を持っていても、制限を受けていたのです。

クライアントからはより短納期を求められ、プロジェクト作業での競争が強まる市場では、こうした拘束のハンデを吸収することは、ますます困難になっています。

問題はワークフロー自体に

産業は進み続けています。 Leica Cyclone FIELD 360コンパニオンアプリは、現場での登記作業を2018年に可能にし、以前はオフィスにデータが到着するまで待たなければならなかった作業の一部が削減されました。

これは、現在でもワークフローの重要な部分ですが、問題の根底の形は、まだ変わっていませんでした。現場とオフィスは、接続されていない二つの別個の環境でした。物理的にデータが到着するまで、オフィスのプロジェクトマネージャーは、数百マイル先で起こっていることを、詳細に把握することはできませんでした。エリア内にスキャン見逃しがあっても、オフィスで最終登記が始まるまでは、誰も気づけないという可能性がありました。

プロジェクトが拡張されると、こうした盲点が露になることがあります。プロジェクト内で、複数のスキャナーオペレーターが同時進行で作業を行う場合、データがオフィスで合併されるまで、他のオペレーターがキャプチャしたデータを、正確に把握することはできていませんでした。サイト全体のキャプチャを保証する調整の多くは、一般的な通信方法と、推量のみに依存していました。結果的に多くの場合で、過剰にスキャンが行われており、オペレーターが、時間を多く消費せざるを得ませんでした。これらは多くの場合、ソフトウェアよりも、ワークフローの構造の問題でした。これは、ワークフロー自体の問題です。そこで、リアリティキャプチャは変わりました。 

リアルタイムでのコラボレーションが新たな標準へ

今日のワイヤレスネットワークを活用することで、私たちは、現場とオフィスの間のギャップを効果的に埋めることができます。これがLivelinkの前提であり、新しい Leica RTC シリーズから導入された機能です。

プロジェクトチームはリアルタイムでで、Livelink接続によってデータをキャプチャし、接続し、コラボレーションができます。スキャンメンバー、フィールドコーディネーターとオフィスチームを、データキャプチャ作業中にシームレスに接続し、Cyclone FIELD360内で単一のライブプロジェクト環境を構築できます。これは、データの転送まで作業開始を待つ必要をなくせることを意味します。それぞれのレーザースキャナーが、データをキャプチャしながら、Hexagon GeoCloud で、すべての接続されたモバイル機器とオフィスで、同時にデータを同期してプレビューできます。

最終セットアップが完了する前に、登記作業を開始できます。現場をチームが離れる前に、データのプロダクションを始めることができます。ここから、データをLeica Cyclone REGISTER 360 PLUSに転送し、登記と分析を進めることができます。

直線的だったワークフローで、同時進行が可能になるのです。Livelinkは、典型的なプロジェクトに、ダイナミクスと経済性の面で、著しく変化をもたらします。

Livelinkの実用上の利点

納品までの時間を圧縮

キャプチャ、インポートと登記すべてを、同時進行で行えます。 オフィスチームは、USBメモリスティックやハードドライブデータが到着するまで待たなくても、作業を開始できます。これは、納品物を、以前と比べてはるかに速くクライアントに共有できることを意味します。

3Dレーザースキャン市場は成長しており、刺激的なプロジェクトも、より増加しています。しかしその一方で、競争もさらに強まっています。最終納品までの時間を著しく短縮することによって、Livelinkは、直線的なワークフローの制約を持つ競合他社を追い抜けるよう支援し、また、より迅速に次の業務に進めるよう、チームリソースを解放します。

現場全体のデータを完全に把握可能 

複数のRTCレーザースキャナーを、単一のプロジェクト上で展開する場合、オペレーターが現場とオフィスで、それぞれCyclone FIELD360とGeoCloudのLivelinkシーンシェアを通して画像を共有表示できます。何がスキャンされたか、また、残っているギャップがどこにあるかが分かります。

中~大規模なスキャンプロジェクトで、こうした機能の持つ利点は明白です。2人のオペレーターが、トンネル調査で、それぞれ反対の端から中央に向け、スキャンキャプチャ作業を進めることを想像してみてください。各オペレーターも、オフィスチームも、もう一人のオペレーターがどこに達したか正確に把握できます。他のオペレーターのセットアップは、色分け表示でさらに見やすくなっています。

これは、オーバーラップや、見逃しエリアのない、シームレスなスキャンを保証します。さらに、高額のコストがかかりプロジェクト遅延にもつながる、現場への再出張や、見逃し分の手戻りスキャン発生も回避できます。 

高層建築の建設プロジェクトを、画像データでキャプチャ。セクション内の作業が完了した時点で、リアルタイムで転送されたデータを、全現場メンバーが、複数の階にわたって直ちに調整できるため、スキャン部分を重複させる必要はありません。

Livelinkは、完全性を保証し、サイト、再出張を回避し、現場を離れるときにすべての人が、100%確信をもてることを意味します。

フィールドでの新しい種類の役割

Livelinkは、より効率的なオペレーションへ向けた、スキャンチーム再編成を支援します。シニアスキャンエキスパートは、コーディネーターとして、現場とオフィスチームをガイドします。

コーディネーターは、現場からの入力データをモニタリングして登記を管理し、エリアの見逃しが発見された場合には、現場からオペレーターが移動する前に介入します。

さらにキャプチャ作業中にも、積極的にCyclone FIELD360内でプロジェクトデータの処理を開始し、セットアップ、測定、さらに床平面度分析のような、即時のフィールド納品物の生成まで実行することができます。

複数のRTCを利用する、より大規模なスキャンプロジェクトでは、以前は管理オペレーションとしての調整が困難だった作業を、この役割が変えるのです。

より大きく、能力混成のチームでも、よりアクセス可能に

登記データ処理をスキャンコーディネーターが担当できるため、個々のスキャナーオペレーターは、データ収集に集中することができます。これは、未熟練のチームメンバーで、登記ワークフローを完全に習得していなくても、スキャン作業を始められることを意味します。他のオペレーターがまだ訓練中でも、専門知識を持ったメンバーが1人いれば、作業を進行することができます。組織では、専門社内研修の規模を拡張しなくても、スキャン作業のキャパシティを拡張できます。

統合されたスマートデータ管理

Livelinkには、GeoCloud内での同期データプレビューのオプションが付属します。データのアップロード作業を、現場から円滑に行えるため、ネットワーク遅延を発生させず、大きなファイルのダウンロードの必要もなくなります。 ユーザーは、RTCから、Cyclone FIELD360にフルスキャンデータをダウンロードし、ターゲットフィッティングや、より正確な登記を実行することができます。

完全な高密度スキャンデータは、個々のレーザースキャナーに安全に保存され、データをダウンロードすることで、最終登記、集中データ分析、高度な納品物の作成を行えます。チームは、データをリアルタイムで把握できるため、ステップのたび大きなデータセットを移動させる必要をなくせます。

またインターネット接続が失われても、ワークフローは中断されません。Livelinkには、その時点までに同期された、すべてのデータが保持されています。接続が一時停止した後で回復されると、データ同期も自動で直ちに再開されます。

市場の進む未来のために構築

シングルスキャナーのワークフローは、現在でも産業のバックボーンです。ここでユーザーは、データをLivelinkによってGeoCloudに保存し、安全にアクセスし、オフィスで容易に共有できます。

同時に、スキャンチームはより大きくなり、地理的分散も進んでいます。 ワークフローでは、オペレーター一名のみのセットアップと、より大きな、マルチユーザー環境の両方のサポート需要が高まっています。

そしていずれの環境でも、クライアントからの納品期限への期待は厳しいものです。Cyclone FIELD360のLivelinkは、新しいRTCシリーズによって提供される、今日と未来の作業プロセスに直接対応するための機能です。

Livelinkが発展するにつれて、ユーザーはより深いコラボレーション能力、データハンドリングでのオートメーション拡張、そして現場からオフィスへのさらにシンプルなデータ同期が期待できます。

Leica RTCシリーズとLeica Cyclone FIELD360のLivelink能力に関して詳しくはこちら。

Livelink能力の詳細な技術ウォークスルーは、私たちの白書をダウンロードしてください。

キアラ・フランコリーニ
製品マネージャー
リアリティキャプチャ ソフトウェア

 

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